プロ検 外食ビジネスプロフェッショナル検定

Q. 検定を受けてよかったこと、また効果として実感していることはございますか

20年近く飲食業界に携わってきましたが、フード産業を改めて見つめなおしたいと思ったのがそもそもの受講のきっかけです。
今回、大阪から東京に立ち上げメンバーとして配属となった事もあり、初心に戻って、経験や知識の棚卸をしようと思いました。また肩書きとして、名刺にかける資格が欲しいと思ったのも受講動機の1つです。
資格を持っていると、スキルの可視化にも繋がりますし、ステータスにもなります。
受講したのは初級だったため、新たに勉強するというよりかは、復習の意味合いが強かったのですが、基本を再認識できてとても有意義だったと思います。

Q. スタッフの育成として、何か検定以外に取り組まれていることはございますか

弊社ではES（従業員満足度）に力を入れています。『やりがい』を見つけれるよう、会社としてもしっかり階段を作ってあげ、次はどこを目指せばよいのかを明確にしています。
また今ある、社員教育のカリキュラムは長期間で実施するもので、もう少し期間を短く学べる方法はないか、模索段階でもあります。
社内のコミュニケーションの一環としては、『クロスファンクション』というものも取り入れています。
1つの議題に対して、各部署から同年代で役職も同程度のスタッフを数名集め、1～1時間半ほどミーティングする取り組みで、月に数回行っています。
例えば『人が辞めないためには？』などのテーマを作って、飲食の職場で働くホールスタッフや本社の人事部、また営業などがテーマに沿って意見を出し合い戦わせます。
部署ごとに意見が様々で、議論の中でお互いのバックグランドが理解でき、業務の理解改善にも繋がっています。

Q. 今後『外食プロフェッショナル検定』に期待することはございますか

フード産業というのは、今後も発展し続ける産業だと思っています。
だからこそ、未来に繋げていくために、もっともっと私たちが盛り上げていかなくてはいけません。
『外食プロフェッショナル検定』によって業界全体の地位向上につながる、国家資格に匹敵するような資格となることを期待しています。

【企業名】中央フードサービス株式会社
【所在地】
大阪本社：大阪市福島区野田2丁目14番10号
東京支社：東京都千代田区有楽町1丁目10番1号
有楽町ビル11階
【URL】http://www.cfs.co.jp/／http://tokyo.uoman-group.com
【事業内容】
コントラクトフードサービス
企業給食・研修センター・工場・学校等の受託給食
直営レストラン・喫茶等
【展開ブランド】
うおまんグループなど、23業態45店舗を展開。

株式会社じぞう屋　統括マネージャー
石橋 ケンタロウ様

今回お話をお伺いしたのは、株式会社じぞう屋 統括マネージャーの石橋ケンタロウ様。
株式会社じぞう屋のグループ会社にあたる株式会社コアミックスで、漫画やアニメなどのライセンスビジネスに携わった後、新規事業立ち上げのため飲食事業部へと配属。
業界未経験にも関わらず、現在はグループ会社である株式会社じぞう屋にて、吉祥寺と京都にある5店舗の統括マネージャーとして、60名程のスタッフをまとめていらっしゃいます。
第1期と第4期にはスタッフの方々が合計6名ご受講くださり、ご利用の感想や受講後の効果などをお伺いしました。

Q. 検定を受けてよかったこと、また効果として実感していることはございますか

自分自身が飲食未経験の中、手探りでやってきたというのがあり、スタッフにはしっかり基本から学んで欲しいと思い、受講してもらいました。
今までは良いと聞いた本を何十冊も読み漁ったりしましたが、本によって見解がバラバラだったりしてなかなか答えが見つからずにいたところ、プロ検と出会ったんです。
スタッフ達は今回の受講で、外食の成り立ちから学べ、とても勉強になったようでした。

また社員に受けてもらったのは、日々の業務に追われてしまい、自身の仕事を振り返る時間がなかったので、1度立ち止まる環境を作ってあげたいという狙いから、申し込みをしました。
こちらが指示をするのではなく、自らの力で仕事について解釈し、考えて欲しかったんです。
受講後は少し経ってからレポートを書いてもらい、再度講座について考える機会を取りました。
セミナーや勉強会と違って、資格を取れるのでスタッフの自信にもつながりましたし、ミーティング時には、今まで売り上げに対して全く当事者意識が無かったスタッフから、売り上げをどう作っていくか、という言葉も聞かれ、受講してもらい、本当に良かったと感じています。 またスタッフの日々の姿勢から、明らかに仕事に対する意識が上がったなどの様子が見てとれています。

Q. スタッフの育成として、何か検定以外に取り組まれていることはございますか

全体で5店舗とまだ小規模で、業態も異なるということもあり、ちゃんとした教育システムはまだ導入していません。
社内で推進していることは、本を読むことと、競合調査はどんどんするように進めています。

Q. 『外食プロフェッショナル検定』を今後どのように使っていきたいですか

今後、スタッフには検定を通して、一定知識をインプットする機会を作りたいと考えています。
当社では、アルバイトから社員にあがってくれるスタッフが多いので、そのタイミングで受講できる体制を作っていきたいですね。

Q. 今後『外食プロフェッショナル検定』に期待することはございますか

中級以降の開設ですね。

初級を受けたスタッフには必ず受けさせたいと思っておりますし、OJT（“オン・ザ・ジョブ・トレーニング”職場で実務をさせることで行う従業員のトレーニングのこと）をする側としても『中級を持っているから、ここまでは理解している』という判断基準になるので、育成する側としても今後の拡がりに期待しています。

【企業名】株式会社じぞう屋
【所在地】東京都武蔵野市吉祥寺南町1-9-9
吉祥寺じぞうビル4F
【URL】http://zizoya.co.jp/
【事業内容】飲食事業、不動産事業、プロデュース事業
【展開ブランド】
CAFE ZENON／KUSHI ZENON／ZIZO BAR
ソラZENON／信長茶寮